泰子
- 平家物語
- 10月5日(木)13時11分配信
泰子(やすこ)
平忠盛の妻。清盛、経盛などの母。もと祗園女御と呼ばれた白拍子で、白河法皇の寵姫だった。法皇より忠盛に与えられ、清盛を産んだ。泰子は享楽的に本能のままに行動し、世の規範というものが当てはまらない。貧乏平家の忠盛に愛想をつかし、子供たちを残して家を出て行ってしまう。
泰子(やすこ)
平忠盛の妻。清盛、経盛などの母。もと祗園女御と呼ばれた白拍子で、白河法皇の寵姫だった。法皇より忠盛に与えられ、清盛を産んだ。泰子は享楽的に本能のままに行動し、世の規範というものが当てはまらない。貧乏平家の忠盛に愛想をつかし、子供たちを残して家を出て行ってしまう。
平 清盛(青春時代)(たいらのきよもり)
平忠盛の嫡子。白河院の落胤説もある。母泰子に反発し、出生の秘密に悩む青年清盛は、まことにその辺にいる劣等感にさいなまれる若者と変りがない。母のわがままで、家計はまたたく間に窮し、叔父の家に借金の使いをする情けない青春。この頃、平時信の娘時子と結婚している。
平 忠盛(たいらのただもり)
伊勢平氏の棟梁。藤原貴族の奴僕のような地下人、武士の階級から、貧乏に耐え、わがままな妻・泰子に耐え、ひたすら耐えて一門が世に認められるのを待った。清盛はそういう父を見、尊敬していた。朝廷は、源氏の台頭を抑えるために平家を重用し、忠盛はよくそれに応えた。
張飛翼徳(ちょうひよくとく ?~221)
字は翼徳、または益徳。劉備の末弟。“万人の敵”と称されるほどの猛将で、長板橋での勇猛ぶりは名高い。三国志説話が広まった唐の時代には、トリックスターとして、庶民の人気を一身に集めた。
関羽雲長(かんううんちょう ?~219)
字は雲長(うんちょう)。劉備の義弟。知勇兼備の武将。劉備の入蜀後は荊州の守備を委ねられたが、孫権との戦いで戦死。義理固く情の熱い人物として、後世、各地の“関帝廟”に神として祀られた。
劉備玄徳(りゅうびげんとく 161~223)
字は玄徳(げんとく)。漢王室の血を引く。関羽、張飛と義兄弟になり、諸葛孔明の補佐を受けて長江上流域を支配、蜀を建国、皇帝となる。部下を惹きつける中国的な“徳”を持った人物。
諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい 181~234)
日本では字の孔明で知られる。荊州で晴耕雨読の生活をしていた27歳の時に、劉備の“三顧の礼”に応えて出盧。“天下三分の計”を実現し、劉備の死後も蜀のために一身を捧げた名宰相。