火宅

火宅

火宅House of Flame制作年月:1979年上映時間:19分

受賞歴

  • 芸術祭優秀賞
  • ヴァルナ国際アニメーション映画祭グランプリ
  • オタワ国際アニメーション映画祭審査員特別賞
  • 第31回メルボルン映画祭特別賞
  • シカゴ国際映画祭佳作
  • 第33回日本映画技術賞
  • ユネスコ国際青少年の為の映画センタ−選定
原作 能「求塚」より
人形 川本喜八郎
脚本・演出 川本喜八郎
アニメーション 川本喜八郎 / 峰岸裕和 / 大向とき子 / 吉田悟 / 泰泉寺博
語り 観世静夫(八世銕之亟)
音楽 武満徹
美術 小前隆 / 徳山正美 / 原口智生
背景原画 壬生露彦
小道具 中川涼
撮影 田村実
録音 甲藤勇
効果 高橋巌
編集 相澤尚子

火宅シーン

作品詳細

二人の青年に愛された菟名日処女(うないおとめ)はどちらも傷つけるに忍びず、入水して死を選ぶ。青年たちはそれをはかなんで相果てる。処女は死してもなお二人の魂に苛まれ、地獄の炎に焼かれ続けるという物語。「大和物語」を原点とする能の「求塚」に材をとったこの物語を川本は「絵」でもなく「立体」でもないという独特の世界で表現した。クライマックスの火宅のシーンでは、「道成寺」で獲得した炎の特殊効果を二重、三重の合成で表現している。