「平家物語」壇ノ浦の主役たち2018.01.26

2018年1月初旬、玄界灘からの冷たい強風をうけながら「海峡ドラマシップ」へ。
川本喜八郎作品「平家物語」人形13体の点検作業を施行いたしました。

■展示人形
<平家方> 二位の尼と安徳帝・建礼門院・平知盛・平宗盛・平時忠・平教経

<源氏方> 源義経・梶原景時・田辺湛増・弁慶・伊勢三郎・櫻間ノ介

■壇ノ浦(早鞆の瀬戸)と関門海峡大橋
「御子様、尼にお倣いあそばせや」と清盛の妻、二位の尼は毅然として安徳帝をはげまし、
手をあわせて水面をみつめた。幼い帝も尼のするように小さいお掌を合わせられた。
八歳の帝のお姿は尼の体と一緒に沈んでいった。
▼現在の風景

■お知らせ
2003年に開館した「海峡ドラマシップ」は、耐震工事のため、2018年4月から1年半閉館される予定です。

※追伸
北九州市門司港は、関門海峡に面した港町で、かつて明治から昭和初期にかけて栄華を極めました。
現在の門司港レトロ地区が、大陸貿易や欧州航路のお客さんで賑わった名残があります。
料亭文化に華を添え、関門にお店を構える絶品のふぐ料理店や、バナナの叩き売りの発祥の地でもある。
壇ノ浦の主役たちに会いに行かれた後、門司港レトロ地区を散策されることをおすすめいたします。

お知らせ一覧へ戻る