NHK人形歴史スペクタクル 平家物語 人形図鑑

人形たちに込められた思いやこだわり。さまざまな、そのひとつひとつをご紹介します。

父と子「継業」-平家-

平 忠盛
平 忠盛(たいらのただもり)

伊勢平氏の棟梁。
藤原貴族の奴僕のような地下人、武士の階級から、貧乏に耐え、
わがままな妻・泰子に耐え、ひたすら耐えて
一門が世に認められるのを待った。

清盛はそういう父を見、尊敬していた。
朝廷は、源氏の台頭を抑えるために
平家を重用し、忠盛はよくそれに応えた。 

 

 

平 清盛(青春時代)
平 清盛(青春時代)(たいらのきよもり)

平忠盛の嫡子。白河院の落胤説もある。
母泰子に反発し、出生の秘密に悩む青年清盛は、
まことにその辺にいる劣等感にさいなまれる若者と変りがない。

母のわがままで、家計はまたたく間に窮し、叔父の家に
借金の使いをする情けない青春。
この頃、平時信の娘時子と結婚している。

 

 

泰子
泰子(やすこ)

平忠盛の妻。清盛、経盛などの母。
もと祗園女御と呼ばれた白拍子で、白河法皇の寵姫だった。
法皇より忠盛に与えられ、清盛を産んだ。
泰子は享楽的に本能のままに行動し、
世の規範というものが当てはまらない。

貧乏平家の忠盛に愛想をつかし、子供たちを残して
家を出て行ってしまう。

 

 

木工助家貞
木工助家貞(もくのすけいえさだ)

伊勢平氏の父祖伝来の郎党で、武家の家訓を守り、
主従の礼を崩したことのない忠義者。

平治の乱前夜、熊野参詣の折、都で起ったクーデターで、
武器を持たない清盛が思案に暮れている時、木工助は必要な武器の
すべてを揃えて清盛の前に示す。

木工助がいなければ、清盛はなかった、といっても過言ではない。