2016年06月14日
朝日新聞デジタル 連載コラム

朝日新聞デジタルに連載コラム をお持ちの小原篤記者が、6月13日(月)同コラムにて
「世間胸算用近頃人形裏表(小原篤のアニマゲ丼)」と題して、昨年の渋谷区の
「保管庫停電による川本喜八郎人形毀損事故」のその後を取り上げた記事を掲載して下さいました。(記事はこちら

小原記者は、文化くらし報道部で映画やアニメ・漫画を担当されています。

先日、飯田での展示替え最終日(6/3)に、東京から足を運んで新展示を見て下さり、その上で丁寧な取材を受けました。
後日、渋谷区へも取材をされるということで、4時間あまりの飯田滞在で、東京へ帰っていかれました。

今まで知らされていなかった情報が公表され発信される事が何よりも大切なことと、当プロダクションは認識しております。
起きてしまったことが問題ではなく、その現実をきちんと受け止め、最善の処置を取る。
それが今、私たちが選ばなければならない道ではないでしょうか。

小原記者のご了解を得て、ここに、朝日新聞デジタル 連載コラム小原篤のアニマゲ丼「世間胸算用近頃人形裏表」を
リンクさせていただきます。コラム全文を読むには会員登録が必要ですが、無料ですのでどうぞ、登録してお読み下さい。

※ここに小原記者の取材内容を一部ご紹介しておきたいと思います。

◆2016.6/3(金)川本プロダクション代表:福迫福義・マネージャー:佐々木美和子
①渋谷区の人形は応急処置をしただけで、本格的修復について区と相談をしなければと考えていたが、
公募という話になって以来、こちらに何も情報が入らなくなった。
修復は人形の素材と構造がよくわかっていないと出来ない。今回の事故で頭と胴体をつなぐ部分の留め金がひどく
さびている人形があり、放置して抜けなくなると、更に修復が難しくなる。
修復しなくては展示できない人形が約30体はあるが、衣装を作り直すことになってもこちらにはストックした生地がある。
引き続き、区に何とかアプローチしたい。
②高額の税金を使ったわけだから、人形は区民の大切な財産と言える。ギャラリーは渋谷駅前という好立地であり、
オリンピックに向け外国の方も増える中、日本の素晴らしい文化に触れる機会になると思う。

◆2016.6/7(火)渋谷区文化・都市交流担当部長:船本徹氏
①プロポーザルにした経緯
川本プロダクションとは専門性が一番高いことから開設当初より区が指定する形で契約してきて、その後何年か
続いてきたが、行政という立場上、同一の業者と永久に契約を続けていくというのは難しいことで、公平性の観点もあり、
広く事業者に手を挙げてもらう形にした。複数の提案の中身を会議にかけ、経済性、実施能力、実績、区との
連携態勢などを総合的に考え、株式会社東急コミュニティーが選定された。
②7月10日には新展示をスタートさせる予定で、「三国志」「平家物語」の人形を出す。
③人形の保管状況については昨年度のうちに改善した。
④事故にあった人形の修復は必要であると考えている。今のところ、今年度の予算で約100万円を確保している。
具体的な時期と内容はまだ決まっていないが、年度内に何等かの修復作業を行うことにしている。
その修復に川本プロへの協力を求めるか?との質問に、その点についてはきまっていないとのこと。
川本先生の人形のすばらしさをたくさんの人に知ってもらいたいというのが区のスタンス。
川本先生の作られたあれだけのものだから、本当に大切にしたい。展示も、より魅力的にしたいと考えている。