2014年10月03日
渋谷ヒカリエ「川本喜八郎人形ギャラリー」関連講座報告



爽やかな秋空のもと、アニメーション研究家、おかだえみこ氏による
「川本喜八郎人形ギャラリー」関連講座『川本喜八郎の人形アニメーションの世界』が、
9月28日(日)14:00~15:30、渋谷ヒカリエ8階 渋谷区防災センター会議室 にて渋谷区主催で開催されました。

定員を上回る参加者数。川本喜八郎の人形アニメーション作家としてのもう一つの世界に触れることへの期待で、
会場が静かな熱気に包まれる中おかだ氏が登場されました。

おかだ氏は、川本喜八郎との出会いから、川本と一緒に作品「鬼」を初めて観た時の衝撃や、その時にみせた
川本の反応や表情を臨場感あふれる表現で、いきいきと話してくださり、聞いている誰もが、その場にいたかのような
素晴らしい錯覚を抱かせてくれました。

また、人形アニメーションの人形と人形劇で操作する人形との違い、作品を製作する方法の違いにも触れられ、
用意された「死者の書」の人形「郎女」・「藤原家持」、NHK人形劇「三国志」の諸葛亮孔明人形をみせて
その違いをわかりやすく説明。(川本プロダクション提供・協力)実際に、プロの人形操作者である船塚洋子さんに
孔明を遣ってみせていただきました。



おかだ氏は、川本の人柄や作品に対する真摯な姿勢、才能あふれる稀有な人形アニメーション作家であったことを
高く評価され、更に人形アニメーションに携わるすべての人々にエールを送られました。
最後に参加者と共に、川本喜八郎人形アニメーション作品「鬼」を鑑賞し、質疑応答の後、講座は終了いたしました。

参加者は、用意された人形の写真を撮ったりおかだ氏とお話しされたり、皆さん、
おかだ氏の講座の余韻と川本のもう一つの顔である人形アニメーション作家の世界を満喫していらっしゃったと思います。
「鬼」以外の作品も観たいという声も多数いただき、川本プロダクションとしては、次の機会をもうけ、
おかだ氏のすばらしい解説と共に素敵な上映会を開催できたらとの想いをふくらませた、楽しい講座の1日でした。