1月13日(火)・14日(水)、福岡県北九州市門司港にある海峡ドラマシップへ、人形のメンテナンスと飾り替えを行うために行ってまいりました。
今年は川本生誕90周年とドラマシップがオープンして12年目、干支を一巡したということで人形の飾りを大幅に替えることにいたしました。
ドラマシップは、ご存じのように「壇ノ浦」の決戦ということで展示しています。今までの展示は、源氏・平家の人形を一体一体独立した形で飾り込んでいましたが、特に今回は、平家方に物語性を持たせたポージングにいたしました。
平教経は源氏の武者を道づれに入水したことから、2人の雑兵を抱えた形にし、また、二位ノ尼に抱かれ「浪の下にも都がございます」といわれて蟹を描いた絵をもち子供らしく無邪気にほほ笑む安徳帝。母と子の入水したのをみて、舟のへりにつかまり悲嘆にくれる建礼門院など人形のポージングを替えることにより、はっきりとそのシーンを生きる形をとりました。
かなり動きのある展示になっていますので、是非ご覧ください。門司港は前にもご紹介しましたが、レトロ感あふれる魅力的な町です。今年は思い切って遠出をしてみてはいかがでしょう。